new balanceのスニーカー

アメカジでもニューバランスのスニーカーを履くと、ちょっと上品になりますね。

コテコテの甘家事ファッションとは違う、ニューバランスのスニーカーを履いただけで、ちょっとおしゃれな感じになります。

“New Balance”（ニューバランス）は、アメリカ合衆国のスポーツウェアおよびスニーカーのブランドで、特に快適性や機能性に焦点を当てた製品で知られています。1906年にアーチサポートやオーソライトインソールといった快適性を提供する技術を導入し、ランニングシューズなどのスポーツシューズの製造に特化したブランドとして設立されました。

以下は、ニューバランスの特徴的な点です：

1. 幅広いサイズオプション: ニューバランスは、足の形に合わせてさまざまな幅広のサイズを提供することで知られています。これにより、様々な足形や歩行スタイルに対応できます。
2. Made in USA/UKシリーズ: ニューバランスは一部のモデルにおいて、アメリカやイギリスで製造される「Made in USA」や「Made in UK」シリーズを展開し、高品質な製品にこだわっています。
3. アーカイブモデル: ニューバランスは古典的でタイムレスなデザインを持つアーカイブモデルも提供しており、これらのモデルはスニーカーファンに人気です。
4. ランニングシューズ: ニューバランスは元々アーチサポートやフットウェアテクノロジーに力を入れていたことから、ランニングシューズの製造で広く認識されています。

ニューバランスはスポーツやフィットネスの領域だけでなく、ファッションアイテムとしても人気があり、様々なコレクションを展開しています。

“New Balance”（ニューバランス）の歴史

1906年　靴の矯正メーカーとして、ニューバランス・アーチが生まれました。

イギリス出身の33歳のウィリアム・J・ライリーは、ボストンでアーチサポートインソールや偏平足、足の故障者向けの矯正靴を製造する会社「ニューバランス」を設立しました。鶏の足から得た絶妙なバランスのヒントを元に、高品質な「アーチサポートインソール」を開発しました。企業名は、このインソールが靴に挿入されると、非常に快適で「新しい（new）バランス（balance）感覚」を提供することから派生しています。

1938年　ニューバランス初のロードランニングシューズ誕生

地元ボストンのランニングチーム「ボストン・ブラウン・バッグ・ハリアーズ」からの要望に応え、軽量かつ耐久性に優れた黒いカンガルーの皮をアッパーに使用し、クレープソールを備えたカスタムメイドのシューズとして仕上げました。この時点から、そのフィット感は評判を呼んでいました。

1979年

テリー・ハックラー氏がニューバランスに加わり、Nロゴをデザインに導入し、シューズモデルを番号で示すナンバリングシステムを導入しました。これらの変更は、特定のスター製品を生み出すのではなく、ブランド全体を重視する哲学から生まれました。

1976年　NYシティマラソン優勝者が着用した “M320”

M320が、ランニング専門雑誌「ランナーズワールド」のトレーニング部門で1位を獲得。79年にも同誌で5つ星に輝く。
ニューバランスは、先進性と技術力を備えたランニングシューズメーカーとして、世界中に知れ渡った。

1982年　トラディショナルながら最先端の技術を投入した名作M990誕生

初代としてデビューした900番台のランニングシューズ。ブランドの最高のランニングシューズを目指し、MCD（Motion Control Device）を採用して走行安定性を向上させ、極上のクッション性に安定性を加えました。当時の広告では「1000点満点中の990点」と謳われ、その高い完成度と当時の通貨である100ドル（1ドル＝280円）という価格が話題となり、高級トレーニングシューズとして注目を集めました。

2021年にはこのMADE in U.S.A.ニューバランス「990」バージョンが復刻されました。わたしはワインレッドを購入しました。

1985年　あの名作 M1300が誕生

ラルフローレン氏が絶賛したNew Balance（ニューバランス）M1300。人気の火付け役になりました。当時アメリカでは130ドル、日本では3万9000円という高値でも注目を集めましたね。

M1300は、初めてニューバランスが導入した革新的なテクノロジーであるENCAP（エンキャップ）を搭載したシューズです。アーカイブの広告にも詳細に紹介されている通り、このシューズは衝撃吸収性の高いEVA素材をクッション性のあるポリウレタン素材で包み込んだミッドソール構造を採用しています。その結果、卓越した衝撃吸収性と安定性が実現され、ラルフ・ローレンが「雲の上を歩いているよう」と表現したように、非常に快適なはき心地を提供しています。

M1300から始まった1000シリーズは、900シリーズを上回る最新の技術と素材を使用し、ニューバランスのプレミアムラインとしてデビューしました。価格が高くても富裕層を中心に大ヒットし、ステータススニーカーとしての地位を確立しました。渋カジ時代から注目を集め、日本では非常に人気があり、1995年以来、5年に1度、MADE IN USAの復刻モデルが登場し、毎回入手困難なほどの人気を誇っています。

ほぼ5年ごとに復刻発売され、予約困難なモデルとしても有名です。

• M1300　1995年
• M1300J　2000年
• M1300J　2005年
• M1300JP　2010年
• M1300JP2　2015年3月　
• M1300JP3　2020年3月22日　
• 1300JPJ　2020年7年17日

1994年　M1400が誕生

ニューバランスのスニーカーには、「安価ライン」と呼ばれる一般向けのラインと、「高価ライン」と呼ばれる本格的なラインが存在します。これらの価格差は主に生産地と製造工程に由来し、アジア圏で大量生産されたものが安価ラインとなります。一方で、アメリカやイギリスの工場で職人の手作業によって作られたものが高価ラインとして提供されます。一部のモデルでは、安価なものと高価なものが同時に製造されることもありますが、M1400は全てがアメリカ製で、高品質なモデルだけが存在します。

使用される素材はもちろん、ステッチなどの細部の作り込みも非常に高い水準です。特に注目すべきはアッパー内部の縫製で、M1400では「袋マッケイ製法（袋縫い製法）」と呼ばれる技術が使用されています。通常のスニーカーは靴の外周に沿ってアッパーとソールを縫い付けますが、M1400ではアッパーとソールを真ん中部分で縫い合わせ、文字通り袋状に縫い付けます。これにより、履くうちに足を包み込み、卓越したフィット感を生み出します。

インソールを取ってみると、真ん中で縫い合わせているのが見れますよ。スニーカーでここまで作りこんでいるのには感動します。まさに職人技です。

袋マッケイ製法は、イタリア製の高級ローファーなどでも使用される高度な技術であり、ニューバランスでも限られたモデルにのみ取り入れられています。

近代のNew Balance（ニューバランス）

990を中心とするヘリテージランニングフットウェアは、世界中のファッショニスタから地元のレジェンドまで、あらゆる層の人々に愛される定番アイテムとなっています。このシューズはもともと市場で最高のランニングシューズとして開発され、初めて1982年に登場しました。その後もデザインはアップデートされ、カラーバリエーションも増えましたが、990としての憧れのステータスは変わりません。990シリーズの真の素晴らしさにより、私たちはこれを製造し続ける手を休めることはありません。

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